カパフル通り、レナーズ・ベーカリーのマラサダ

2022.03.02

ハワイの美味しいもの

今やハワイスイーツの代表選手!レナーズのマラサダが愛され続ける理由

  • WRITER 松本 律子

  • INTERVIEWER 瀬川 慶

ハワイを代表するスイーツのひとつとして知られる「マラサダ」。中でも有名なのが、カパフル通りにある「レナーズ・ベーカリー(Leonard's Bakery)」のマラサダですよね。


カリカリっと揚げられてシュガーがたっぷりまぶされたマラサダは、中はもちもちのフワフワで、食べる人みんなを笑顔にしてくれます。ハワイでは、ちょっとした家族や友人の集まりに、ポットラック(持ち寄り)パーティの一品に、職場などへの差し入れに…と、いろいろな場面で大人気です!


とくに最近、その人気はさらに爆発しています。コロナ禍で海外旅行が難しくなり、アメリカ本土からハワイへの旅行者が突発的に増えた時期から、もう今まで見たことがないような長蛇の列が毎日できていて。正直、地元のローカルが気軽に買いに行けないほどの賑わいです。


「ハワイへ行ったら、あの“マラサダ”を食べなくっちゃ」という旅行者が激増しているのをヒシヒシと感じる…。その美味しさはもちろん、マラサダが、まさにハワイフードのアイコンのひとつとなっていることの表れなのだなあと。ハワイの文化を代表する味にもなっているんだなあと。

「ポルトガルのレシピ」を大切に守って約70年

 


そもそも「マラサダ」は、ポルトガルの伝統的なお菓子なんですよね。ポルトガルからの移民がハワイへその味を持ち込んで、今に至るとされています。


ではここで、レナーズの歴史を少し。


もともとポルトガルからハワイ・マウイ島へ1882年に移民としてやってきたのが、レナーズ・ベーカリー創業者であるレナー(レオナルド・レゴ)さんの祖父母。レナーさん自身はマウイ島で生まれ育ち、オアフ島へ。ベーカリーで経験を積んだ後、1952年に奥さんとともに自分のお店をオープンします。それが、レナーズ・ベーカリー。今から約70年前のことです。


以来、忠実にレシピを守り、大切に「おばあちゃんの味」を伝承してきたレナーズの皆さん。現在は、レナーさんの息子さんであるレナー・ジュニア(レニー)さんがオーナーとして切り盛りされています。


オープン当初は様々なパンを作るベーカリーでしたが、ある時、ポルトガル出身のおばあさま(レニーの曾祖母様にあたります)のレシピを受け継ぎ、ハワイでマラサダを作ってみてはということになったのだそう。トライアルとして作ったそのマラサダが、想像以上の大ヒットに!それを機会にハワイでのマラサダ人気が広がっていきました。


ということは。レナーズ・ベーカリーの存在&挑戦がなかったら、マラサダが今のようにハワイで一般的になることはなかった…のかもしれませんよね。


ありがとう、レナーズ!!おかげでこの味をハワイで楽しませてもらってます!

カパフル店だけで、1日約8500個のマラサダが!

 

レナーズのマラサダは、オーダーを受けてから揚げるのが特徴。頑なにこの味を守りながら、できたての味を提供するため、早朝から仕込みを続けています。もちろん、それ以外のパンやクッキーなども焼き上げなくてはいけないので、準備は本当に大変。


なにせ、開店が毎朝5:30ですからね。早い!!そしてハワイにありがちな「早朝からやってるからお昼過ぎにはクローズ」ではなく、ちゃんと夜19:00まで営業しているんです。


レナーズ・ベーカリーのマーケティング・マネージャーのクリスティーン・イトウさん(上の写真)にお話を聞くと、なんとこのカパフル店だけでも毎日平均で、約8500個ものマラサダを提供しているそうです。


それ以外に、赤白のストライプがかわいい「マラサダトラック(マラサダモービル)」が、ワイケレ、パールリッジ、ハワイカイ、カネオヘにあるので、それらすべてを合わせるとさらに多くのマラサダが世の中に生み出されていることに…。いやー、すごいことです。


ちなみにマラサダは、お砂糖をまぶしたオリジナルのほかに、シナモンシュガーやリヒンシュガーをまぶしたものも人気。さらに、カスタードやハウピア、グアバクリームが中にはいったマラサダ・パフも揃います。


季節ごとに入れ替わるマラサダ・パフもあるんですよ。これはお客さんの声も聞きながら、スタッフのみんなで考えているんですって。私達が取材させてもらった2月のフレーバーはストロベリー味でした。美味しかった♪

 


また、マラサダはオーダーしてから作るため、常連さんの中には、フィリング(中身)とシュガーコーティングの組み合わせをカスタムで注文する強者もいるんですって。なるほど、自分だけのマラサダ…。楽しそうですね。


マラサダに次ぐ人気アイテムは、こちらもポルトガル発祥のスイートブレッド「パオ・ドセ」です。こちらも、もちろん、ひいおばあさまのレシピがそのまま生かされています。創業時からずっと人気のパン。甘くって柔らかくって、おいしいんですよねー。


ソーセージをパンの中に入れた「ホットドッグ・ラップ」も、甘さとしょっぱさの絶妙なマッチングが食欲をそそります。かわいいカップケーキやバター餅、エクレアやクッキーなどもあるので、マラサダと一緒に購入するのもおすすめです。


っていうか、かわいく並んでいるパンを見てると、あれもこれも欲しくなってつい買い過ぎちゃうんですよね…。魅惑のショーケース、お気をつけあれ。

ゆるかわいい「マラサダベイビー」たちにも注目

 


長蛇の列に並んだら、レナーズ・ベーカリーのオリジナルキャラクター、「マラサダマン&マラサダベイビー」も買いたくなっちゃいますよね。


Tシャツやトートバッグ、帽子など様々なアイテムが登場しているので、ハワイ好きなお友達へのお土産にぜひ♪


ケースの中にぎゅーっと置かれていたマラサダベイビーのぬいぐるみたちの姿…。可愛いんだけど、目が合っちゃうんだけど(笑)、この無造作感、なんともいえませんよね。

ポルトガルの伝統とハワイの文化が融合、みんなの思い出の味に


子どもたちのお誕生日会や親類が集まるBBQなど、多くのローカルの楽しい思い出の場に、このピンクのBOXは欠かせない。レナーズのマラサダって、そういう存在なんだと思うんです。ポルトガルのおばあちゃんの味とハワイの文化が融合した、シンプルながら味わい深い尊い存在。

 

移民が多いハワイだからこそ、ちゃんとその地位を確立し愛され続けてきたんだろうな。これからも、ずっとずっと、このシンプルな味を守り続けられますように。みんなの思い出を、未来へつなげていってくれますように。


ちなみに、私と慶が個人的に一番好きなのは、やっぱりシンプルなオリジナルのマラサダ。できたて熱々を、砂糖まみれになりながらその場で食べるのが、それはそれは最高なのです。

 

Leonard's Bakery/レナーズ ベーカリー

URL
https://www.leonardshawaii.com/home/
住所
933 Kapahulu Ave. Honolulu, HI 96818
電話番号
(808) 737-5591
営業時間
5:30〜19:00
休日
無休

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