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カパフル通りにあり、そのレインボーの看板が地元で愛され続けているレインボー・ドライブ・イン。リーズナブルでボリューム満点のプレートランチを求めて、多くの人が列をなす人気店です。ハワイ好きな皆さんなら、もちろんご存知ですよね?
私も、本当によくお世話になっております。とくに子供が小さかった頃は、ここのロコモコのスモールサイズ(カップに入ったミニサイズがあるんです)が大好物で、よく買いに来たものです。
もちろん私自身も、ここのプレートランチのファン。さらに、日本から家族や友人が遊びに来ると、やっぱり一度は連れてきちゃう定番スポットでもあります。ずらっと並んで窓口でオーダーするあの独特の感じが、なんともいえなくて。好きなんだなあ。
若き三代目、クリス・イワムラさんの熱き思い
レインボー・ドライブ・インは1961年創業。今年、60周年を迎えました!おめでとうございます~。そんな歴史あるお店の若き三代目CEO、クリス・イワムラさんにお会いすることができたので、お話をお聞きしてきました。
もともと、彼のおじいさまが第二次世界大戦後に「アットホームで手頃な価格で楽しめるレストランを作りたい」と試行錯誤の末スタートしたのが、レインボー・ドライブ・インの基盤に。そのオープン日は、1961年10月2日のことだったそうです。以来60年にわってこの地で愛され続け、現在ではオアフ島に5店舗を構えるほどに成長しています。
「多くのファンの皆さんが通ってくれることに、本当に感謝しています。パンデミックの間もテイクアウトで営業を続け、多くのローカルにサポートしてもらいました。だからこそ、僕たちも地元コミュニティーのためにできることをしたいと思っているんです」とクリスさん。
「60周年を記念して、お店のプレートランチの売り上げの中から1プレートにつき$1を地域の公立学校へ寄付するキャンペーンも行ったんです。皆さんのおかげで、約$13,000(約147万円)をドネーションできて、本当にありがたく思っています」。
なるほど。こうしてお互いに相思相愛の関係で、ローカルに根ざしているんですね。やっぱり素敵だ。
「Tシャツなどのオリジナルアイテムを増やしたり、内部のシステムなど新しいことにも挑戦していますが、大事なのは変わらない味を提供し続けることだと感じています」とも。
たしかに、子供の頃に食べた味を大人になっても楽しめるって、すごく大事でありがたいこと。うちの子供たちも、今でもここの味が大好きだし、きっと大人になってもずっと懐かしい味として大切にしていくんだろうなあと思います。
スタッフの皆さんの温かい感じも、このお店の魅力。中には、30年以上ここで働いているというベテランスタッフさんもいるそうで、とにかくみんなファミリーみたいなんだと笑うクリスさん。このままの味を継承しつつ、少しずつ進化して、みんなで100周年を迎えるのが夢だと言います。
うんうん。ずっと、ここにあってほしい。できればこの佇まいで。
みんな大好きな思い出の味は今も変わらず
そんなお話をお聞きした後、一番人気のロコモコプレートと、ミックスプレートをいただきました。ぷるぷるの目玉焼きが2つ乗った、お店オリジナルのロコモコは、グレービーが絶品な$9.25。
そしてミックスプレートはマヒマヒ(白身のお魚)、BBQビーフ、そしてハワイのロコの大好物のチキンカツ!このボリュームで$10.50は、今のハワイではなかなかの破格だと思います。
ドラマ撮影にあわせて描かれたという、新しいウォールアートもいい感じ。一時期はクローズになっていたイートインスペースも、徐々にオープンになってきました。これから徐々に、以前のような賑やかさが戻ってくるのかなあと楽しみです。
いつまでも変わらず、でも少しずついい意味での進化を続ける我らがレインボー・ドライブイン。なんと多い日には、一日で1000食以上のプレートが売れる日もあるとか!ハワイ好きみんなの「愛おしい場所、懐かしの味」として、これからも幸せを提供し続けていっていただきたいです。
Rainbow Drive-In/レインボー・ドライブ・イン