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2012年、カカアコに突如登場したプラント&フラワーショップの「PAIKO」。ハワイの島々から厳選した種類豊富な美しいプラントや花々がお洒落にそろう専門店です。
色とりどりの花が街中にあふれるイメージのあるハワイ。でも。プルメリアやオーキッドのレイを扱うお店はあちこちにあれど、個性的なフラワーアレンジやお洒落な観葉植物などを扱う専門店って、実はあんまりなかったんですよね。
だからこそ、単なる花屋の域を超え、「ボタニカル・ブティック」というスタイルを確立したPAIKOは、お洒落なローカルたちの注目を一気に集めて大きな話題に。植物のプロフェッショナルが、ハワイのトロピカルフラワーをモダンなスタイルで楽しませてくれる専門店。現在もカカアコの複合施設「SALT」の一角にその存在感を放っています。
緑あふれる明るい店内には、朝からご近所のカフェで買ったコーヒーを片手にふらりと立ち寄る常連さん、特別な日の花束を求めて時間をかけて花を選ぶ人、部屋に合いそうな観葉植物を念入りにチェックするお姉さん……。一日中、多くの人が集い、やさしい時間が流れます。
PAIKOのプラントセクションでは、オアフ島ノースショアやワイマナロエリアのナーセリーと提携し、クオリティーの高い植物たちを仕入れています。扱うのは室内で楽しむ観葉植物で、そのお洒落さはもちろん、育て方や土の選び方、正しいメンテナンスの方法なども教えてくれます。
「どんな家や空間で植物を育てるか、その状況や目的などによっておすすめするプラントも変わってきます。お客さんのライフスタイルなども聞いてアドバイスすることもありますね」と、ストアマネージャーのマークさん。
「ただ鉢植えや苗、土や道具を販売して終わり、じゃないんです。その後のケアも含めてエデュケーションできるような存在でありたいと。こうしてプラントを育てる成功体験を多くの人に感じてもらいたい。生活に観葉植物をひとつ取り入れることが、新しく心地いいライフスタイルのきっかけになったらいいでしょう?」。
うん。相当、素敵だと思います。
鮮やかな切り花やトロピカルな葉などをそろえるフラワーセクションでは、ほかではあまり見られない洗練されたフラワーアレンジメントや花束を作ってくれるのも魅力。オアフ島はもちろん、ハワイ島やマウイ島などから届く生命力にあふれる花々は、そのひとつひとつが個性豊かで生き生きしています。
それらをセンスよくアレンジして、さらりとペーパーで包み、リボンを掛ける。カウンターでアレンジを創り上げるプロフェッショナルな手さばきは、見ていて惚れ惚れするほど。こうしてできあがる花束には、贈られる人はもちろん贈る側の心もキラキラ踊るようです。
取引先の農園は小規模のところも多い、だからこそ、季節にあわせてその時期に最高の品質の花々を仕入れられるのだそう。それぞれの花の美しさはもちろん、それらがアレンジメントとして集合体になったときのクオリティも大切にセレクトしているというこだわりもさすがです。
店内には、置物にもかわいらしいプランターやローカルアーティストの作品も。こういうのも、ショップの雰囲気とマッチしていて素敵なんだよなあ。お土産に大人気だという「ココナッツプランター」や、おしゃれなメッセージカードなども要チェックでございます。
ちなみに「PAIKO」という店名は、創業者であるタマラさんが、パイコビーチの近くのお祖母様宅のガレージで、フラワースタジオを始めたことから名付けられたのだそうです。響きがかわいらしいですよね。
花のある生活。
緑に囲まれる生活。
家で過ごす時間が多くなったからこそ、あらためてその大切さを感じる今日この頃。お洒落な街の、お洒落なお花屋さんに足を運んでみませんか?
そうそう。2020年夏、カイムキに姉妹店の「Pua Hana」もオープンしたんでした。ワイアラエ沿いの小さなお店ですが、PAIKOにはない「レイ」も扱い、そちらも感度の高いロコの間で人気です。
PAIKO/パイコ