カカアコの細い路地に面した「fishcake」店内

2021.10.15

Made in Hawaiiを買う

訪れるたび新たな刺激がある、カカアコの情報発信基地「fishcake」

  • WRITER 松本 律子

  • INTERVIEWER 瀬川 慶

 

カカアコの細い路地に面した「fishcake」。外観からは何のお店かちょっとわからないし、勝手に入っていいの?と一瞬ためらってしまう雰囲気すら醸し出しています。

 


が、しかし!一歩足を踏み入れると、そこにはお洒落な隠れ家的スペースが広がるのです。

◎入り口付近のカフェスペースで日替わりランチを


エントランスを抜けると、目の前にとってもお洒落なカフェ空間が広がってびっくり。プラントもたくさんあって、そこにいるだけで癒やされる雰囲気です。

 

こんなかわいらしいスペースも設置されています。アートが飾られた、オレンジ色の壁がかわいい!


お料理やドリンクを作っていたのは、シェフのタオさん。「ベジタリアン・ビビンバ」など、プラントベースのヘルシーでちょっとエスニックなメニューが日替わりで楽しめます。

 

◎インテリアやアートを「セレクト→発信→コネクト」する空間


そして奥に広がる明るい店内には、個性的な家具やインテリア雑貨、アパレルなどがめちゃくちゃセンスよくディスプレイされています。


2007年11月にオープンした当初は、ハイエンドな家具を中心に扱うショップだったのが、徐々に進化を遂げ現在のスタイルになったのだそう。

ハワイの海や空をイメージさせるブルーが美しいストールやアパレルは、ハワイで藍染される「Hawaiian Blue」のもの。

 

家具だけでなくインテリア雑貨、アパレル、アクセサリーからスキンケアまで、多様なアートのショーケース・スペースといった感じでしょうか。

ハワイ在住・Keikoさんが手掛けるナチュラルなスキンケア「KH STUDIO 」も人気


ハワイの注目アーティストや若手デザイナーの作品をセレクトして販売するとともにその魅力を発信、プロモーションしているので、「ここでしか出会えないアイテム」を発見できるのが魅力なんですよね。アーティストさんたちとの信頼関係みたいな絆も、びしびし感じます。


ときには様々なテーマを設定してイベントも開催。取材に伺ったときは「家具と灯り(Kagu to Akari)」というイベントが行われていて、個性的なライトやヴィンテージの家具などが特別に展示されていました。

 

カラフルでアーティスティックなライトやレザー1枚で創ったライト、60年代のビンテージランプ、オールドコアの美しいテーブルなど、ひとつひとつのアイテムはとっても個性的なのに、空間全体がテーマに沿ってバランスよく設計されているのがさすが。もちろん、気に入ったものがあれば実際に購入もできます。


ハワイ大学の学生さんの作品なども置かれていて、ショップでありながらギャラリーという側面も。地元アーティストを応援したい、という気持ちが表れている、この器の広い感じがいいんだよなあ。

 

そういえば、パンデミックの間にも規模の小さいポップアップストアを何回かやってたっけ…。私の友人も、出展してました。ローカルのスモールビジネスや地元のコミュニティーをコネクトして、その相乗効果で新たなムーブメントを起こす。そんな場所だとも感じます。

◎お店の奥には秘密の小部屋が…


オーナーのひとりであるマウラさんは、インテリアデザイナーとしても活躍する素敵な女性。ここにある家具や個性的なブランドは、クリエイティブな彼女のセンスと人脈で厳選されたものなんですね。


「オープン当時から、この場所で営業しています。ロコの才能あふれるアーティストを応援できるのは素晴らしいこと。ショップで扱うアイテムはスタッフと相談してセレクトしていますが、ときには積極的に作品を持ち込んでくるアーティストもいますね。お店の奥は、以前は倉庫だった空間をリノベーションして、陶芸やアートのワークショップができる場所にしたり、複数のアーティストにスタジオとして貸し出したりしています。期間限定のポップアップストアとして使えるスペースもあるんですよ」とマウラさん。


奥を案内してもらうと、たしかにいくつもの小部屋が!ジュエリーアーティストやワイヤーアーティストの工房、陶芸教室が行われている窯のあるお部屋、ラタンインテリア・アーティストのポップアップストアから時計職人さんの小部屋まで、あるわあるわ、楽しすぎます!!

◎お隣も、なんだか気になるセレクトショップだった!


裏からつながっているお隣のスペースは、つい最近オープンした「Island Boy」というセレクトショップ。以前から知り合いだったアーティスト、アンドリューさんがオーナーで、彼が世界中から選んだハイセンスなアイテムやご本人のアート作品などを販売しているのだそうです。

 

こちらもまた個性的で素敵。このフラワーデザインのカード、最近いろいろなセレクトショップで見かけると思っていたんですが、アンドリューさんの作品だったんですね。こういう出会い、勝手に嬉しくなっちゃうなあ。

◎ところで、どうして店名が「fishcake」?


ちなみに。店名のfishcakeって、日本語だと「カマボコ」とか「はんぺん」的な意味のはずなんですよね。どうしてこの名前なんだろうって以前からずっと不思議だったんです。こんなお洒落なショップが、なぜ「かまぼこ」???


意を決してマウラさんにお聞きすると「あー。実は店舗の場所を探しているとき、この近くにかまぼこ工場があったんですよ。最初、そこを店舗にしようかっていう話があって。結局は、広さの関係などで断念して今の場所に決めたんですけど、みんなで『カマボコ、カマボコ』って言ってたのが印象深かったので、かまぼこ(fishcake)っていう名前にしたんです。ふふふ」とのお返事。

 

なるほど。そういうことだったのね。

 

日系二世、日本語も話すマウラさんが、くすっと笑いながら「カマボコ、カマボコ」って話してくれるのがかわいらしくて温かくって、ますますこのお店が好きになっちゃいました。


カカアコの街にひっそりと、でも絶大なる存在感を放って営業を続けるFishcake。行くたびに進化し、新しくなっているこの不思議な空間は、自分のアンテナを磨いておくためにも通い続けたい場所のひとつです。


インテリアやアートの「情報発信基地」とも呼びたい、fishcake。皆さんも、ぜひふらりと立ち寄って、新しくて刺激的な出会いを楽しんでみてくださいね。

 

fishcake/フィッシュケーキ

URL
https://www.fishcake.us/
住所
307C Kamani St. Honolulu, hawaii 96813
電話番号
(808) 800-6151
営業時間
11:00〜16:00(月〜土)
休日
日曜

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