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突然ですが。私はアワビが大好きです。基本的に、お寿司のネタでもお刺身でも「貝類」が好きなんですが、中でもやっぱりアワビは最高峰。お刺身のコリコリした食感、そして蒸したり焼いたりすると突然やわらかくなって、口の中にほわんと広がるあの感じ。もうね、たまりません。
とはいえ、実は私がアワビを好んで食べるようになったのは、ハワイへ移住してきてからな気がする。そしてそれは、コナアバロニというブランドのおかげだと思っております。KCCファーマーズマーケットで毎週土曜日に食べられるコナアバロニの「焼きあわび」。その美味しさと香りにノックアウトされ、そこからアワビへの愛が深くなっていったのだと。
そもそもコナアバロニは、日本のエゾアワビをハワイ島のコナにある巨大な養殖場で育てています。養殖場は広大で、その規模は世界有数。水深約915mから汲み上げられる栄養素豊富な海洋深層水をたっぷり使い、アワビのえさとなる海藻までも自社生産というこだわりで、エゾアワビを丁寧に育てています。
何年か前、その養殖場へ取材にうかがったことがあるのですが、とにかくスケールがすごくて感動しまくり。ハワイ州立自然エネルギー研究所(NELHA)のすぐ近くにあり、NELHAが組み上げた海洋深層水を使用することができるからこそ、この贅沢で上質な養殖を実現できているのです。まさにハワイの大自然に育まれるアワビ。美味しくないわけありません!
オアフ島、カパフル通りにあるコナアバロニのショップには、ハワイ島から新鮮な活アワビが週3回空輸されてきます。2021年7月に移転オープンしたばかりの店舗では、新鮮なアワビを量り売りしているだけでなく、それを使った様々なメニューやお弁当も販売していて、カジュアルに最高級の味を楽しむことができるというわけ。
新鮮な活アワビは水槽に入ってお出迎え(笑)。量り売りなので、欲しいサイズを欲しい量だけ購入できます。
新鮮さ、半端ないです。
そして、ショップマネージャーのダリさんをはじめ、スタッフが試行錯誤を重ねて生み出したというアワビメニューは、オリジナリティあふれる逸品ぞろい!
たとえば、蒸しアワビを使ったメニューだけでも
●オリーブオイルでアワビをハーブやチーズと和えたもの
●ごま油と味噌風味で仕上げたもの
●ガーリック風味の味噌と和えたもの
●ドライトマトベースのオリーブオイルで和えたもの
●マカダミアナッツオイルとハーブで和えたもの
など種類豊富!
どれも100gずつのパックで各$14.99です。ハワイ州農務局が定める「シール・オブ・クオリティ(Hawaii Seals of Quality)」に選出された証の、緑ステッカーもさすがです。
また、アヒ(まぐろ)やサーモンとアワビのコンビネーションを楽しめる「ポケ丼」もおすすめ。ソースや具材を自分で選び、その場で和えてくれるフレッシュなポケ丼は、味わいも食べごたえもばっちりでリピーターも多いそうです。
小さめのベビーアバロニは、ジンジャー風味が香る蒸しアワビ。このままおかずとして、おつまみとして食べてもいいし、パスタなどとあえても美味。多くの人に食べてもらいたいと、プライスもできるだけ抑えて提供してくれている(1パック$17.99)のも嬉しい限りです。
もちろんファーマーズマーケットで大人気の「焼きアワビ」も。トッピングがいろいろあるのも嬉しいですね。
これらのメニューを考える時、できるだけ地元の食材を使ったり、ローカルの企業と強力したりすることも大切に考えているそう。「もともと美味しいアワビはハワイの自然のおかげで育っていることに感謝していますし、とくにパンデミックを経て地元の企業やコミュニティーとの協力なしにビジネスはやっていけないと実感しましたしね。お互いサポートしあって、がんばっています」と、ゼネラルマネージャーの栗原さん(左)&ショップマネージャーのダリさん(右)。
このお二人の表情が、周囲とのいい関係を物語ってますよねー。
リッツカールトンにある「すし匠」、カパフル通りの「鮨 銀座おのでら」、ミシュランの1つ星を獲得した名店「まる鮨」など、ホノルルの名だたる高級寿司店にもアワビを卸しているコナアバロニ。圧倒的なクオリティーと新鮮さを誇るハワイ島の恵みを、ショップやファーマーズマーケットへふらっと買いに行けるなんて、考えたらすごいことです。
なんと缶詰になったアワビもあるので、日本へのお土産ならこちらを。
ハワイの大自然と、そこで大切にアワビを育ててくれる皆さんに感謝を込めて。
私は今日も、幸せの味を噛みしめるのです。
Kona Abalone/コナアバロニ