よく読まれている記事
POPULAR ARTICLE
上品で高貴、そしてロマンチックな雰囲気が漂うロイヤル・ハワイアン・ホテル(正式名称は、ロイヤルハワイアン,ラグジュアリーコレクションリゾート,ワイキキ)。ホテルPRのアキコさんが、お部屋を案内してくださいましたのでご紹介させてください!
●ホテル全体の歴史についてはこちらで>>
ピンクの回廊、ブリーズウェイに面したカパリリ・ハワイのショップ。その横に小さな通路があるのをご存じですか?実はここに、小さなエレベーターがあるんです。
一見変哲のないエレベーターなんですが、こちら、実は創業当時は特別な役割があったんです。というのが、その当時、ホテルのお部屋からビーチへ向かうのに、水着やカジュアルな格好でホテル内をうろうろ歩くのはお行儀がよくないとされていたそうで。それでこのエレベーターを使ってビーチと客室を直接行き来していたんですね。
だから、このエレベーターは「Bather's Elevator(水着専用エレベーター)」。現在も、そう呼ばれています。もちろん、今はホテルの中をある程度カジュアルな格好で歩いても問題ないし、このエレベーターを水着以外の格好で利用してもOK。でも、当時のご婦人を真似て、水着でこのエレベーターに乗ってみるのも素敵かも。
そのBather's Elevatorで4階へ。客室へ向かうと、どーんと出迎えてくれるのはこちらの重厚なドアです。ハワイの歴史をずっしりと感じる「ハワイの紋章」が手彫りされています。手彫りだから、ひとつひとつ微妙に違いがあるのが、また魅力的。
今回案内いただいたのは、ヒストリック・オーシャンビューでベッドが2つある481号室。扉をゆっくり開けると、落ち着いた中にもエレガントな雰囲気のお部屋が迎えてくれます。ホテルPRのアキコさんが「歴史あるホテルだから、天井も高く作られています。そして、ひとつひとつのお部屋に個性があるんですよ。同じカテゴリーでも、間取りが少しずつ違っているんですよ」と教えてくださいました。
高いベッドヘッドがエレガント。そして壁には上品なパイナップルモチーフが。これだけで、旅気分が盛り上がりますよね。
「そして、昔作られたからこそバスルームも広めの作りなんです」とアキコさん。もちろん、可動式シャワーなどデザインや機能性はしっかりリノベーションされているので、古き良きハワイを感じつつ、快適に滞在できます。
アメニティは、カウアイ島生まれの自然派ブランド、マリエオーガニクスのもの。ハワイの自然な香りに包まれて幸せなバスタイムを堪能できます。こういうところも、抜かりはありません。
クローゼットスペースも、とっても広い!昔は、長期滞在されるゲストが多く、華やかな衣装や身の回りの荷物が多かったからこその、贅沢な作り。写真ではわかりにくいですが、2つのクローゼットが中でつながっている広々設計なのですよ。
ホテルのクローゼットといえば、これをチェックせねば(笑)。イタリアのフレッテのふわふわピンクバスローブです。肌さわり最高、そしてこのピンクストライプに気分がめちゃくちゃあがりますよね。こんなローブを身にまとったら、それだけでロイヤルな気持ちを味わえそう。もちろん持って帰ることはできませんが(笑)、ホテルのギフトショップで購入することができます。
それにしても、一緒に取材した慶がすっぽり入って楽々レポートできるサイズのクローゼットって…。やっぱり広いですよねえ。
そして!!
なんといってもお部屋からの眺めがいい!
海が間近、そして美しい芝生のお庭も、ピンクのパラソルも、さらにダイヤモンドヘッドまで見渡せる贅沢ビュー。どこにも行かず、一日中この光景を見ていたい気分です(笑)。
でもね。ヒストリックウィングにはオーシャンビューがあんまりないんです。なぜならその昔、船旅が主流だった頃は、海を見飽きたゲストたちには「海」じゃなくて「トロピカルなガーデン」が見られるお部屋が人気だったから。時代とともに、人気ビューも変化するんですね。
次に向かったのは、ちょっと特別なタワー「マイラニタワー」です。1950年代、船旅から飛行機での旅行へと時代が移るに従って、ゲストからの要望が「オーシャンビュー」へと移行。それを受けて全室オーシャンフロントで作られたタワーなのです。
ピンクのパラソルが眩しいマイラニ・プール。そのすぐそばにマイラニタワーの専用ゲートがあります。
お部屋の鍵がないと入れないセキュリティーゲートになっていて、入り口にはタワー専用のコンシェルジュやフロントもあるスペシャル感。
さらにゲートの中はクラブラウンジになっていて、朝食や夕食をドリンクとともに楽しめるんです。日中も、飲み物やスナックがサービスされているそうです。
目の前の海やプールで遊んで、ちょっとラウンジに戻って冷たい飲み物を飲んで、プールのベッドでごろごろ…みたいな楽しみ方ができる。それって、この世のパラダイスでは!
さらに、夜のイブニングリチュアルには、アルコールも用意されています。これらがすべて宿泊代金に含まれているというからすごいですよね…。ほんと、大盤振る舞いすぎます!
ただし2021年秋現在は、コロナ禍ということで専用フロントやラウンジでの飲食サービスがクローズされているのが残念。早くあの優雅な風景が戻ってくることを願うばかりです。
エレベーターで16階へ上がり、お部屋へ。このタワーはお部屋がすべてオーシャンビューだから、廊下はすべてシティビューなんですね。
その廊下の突き当りで案内いただいたのが「Kaikane Suite」という角部屋のスイートルーム。扉を開けると広いリビングルームが広がります。海を感じるアートや、モダンでナチュラルなインテリアが目に飛び込んできます。
ヒストリックのお部屋に比べると、全体の雰囲気もモダンな感じ。別のホテルに来たような印象です。
感染対策のハンドワイプなどもお洒落に完備。きめ細やかなおもてなしを感じます。
こちらはベッドルーム。ふかふかのベッドが気持ちよさそう…。ベッドルームからも海が見えるので、目覚めた瞬間から最強の絶景を楽しめるのがいいなあ。
その先には広いバスルームも。シンクが2つあるのが嬉しいですね。クローゼットも大きくて、ゆったり。荷物が多くても、ウエディングでお支度が必要な場合にも、ばっちり対応可能です。
そして。こちらのお部屋でとにかく圧巻なのが、ラナイからのビューです。
これ、これ〜〜〜!
リビングのラナイが非常に広いんですよ、角部屋だからこそのぐるっとラウンドしたラナイからは、ワイキキビーチが一望できるだけでなくダイヤモンドヘッドもばっちり。眼下には、まんまるのマイラニ・プール、そしてピンクのバラソルが花びらのように見えて、まさに映えまくりです。
海の青さが、言葉では表しきれないほど繊細なグラデーションを描いていて。“癒しの聖なる海”とも呼ばれる「カヴェヘヴェヘ」も、はっきりくっきり見えてパワーを感じました。取材中も、正直「すごい!すごい!!」を連呼するしかありませんでした。
語彙力よ…(苦笑)。
ここだったら、日中は本当にずーーーっとラナイにいたくなりますよね。海を見ながら軽食を食べたり、美味しいコーヒーを飲んだり、本を読んだり、ネットサーフィンしたり。
きっとお仕事だって、ここならはかどる!(に違いない)
ああ、ワーケーション、したい!!!(といいながら、完全に現実逃避)
このラナイを撮影させていただいた後、しばらく夢見心地で現実に戻ってこられませんでした。これこそが、ピンクパレスの魔法なんだな。
後ろ髪を引かれる想いでお部屋を後にし、地上へ戻った私たち。さっきは真上から見下ろしていたプールを間近に見るのは、ちょっとだけ不思議な感覚です。もちろん、ここも地上の楽園。パームツリーに囲まれ、こじんまりした隠れ家的なプール。大人ピンクが、なんともロマンチックですよねえ。
そうそう、ロイヤル・ハワイアン・ホテルのゲストは、このマイラニ・プールはもちろん、シェラトン・ワイキキのプールにも入ることができるんですよ。シェラトンには、スライダーのあるお子さんも楽しめるプールや、アダルト専用のインフィニティプールなどがあるので、プールホッピングして、いろいろな楽しみ方をするのもいいですよね。
逆に、シェラトン・ワイキキのホテルゲストは、マイラニ・プールには入れないんですって。ふむ。だからこそ漂う、この特別&限定的な雰囲気よね……。憧れます。
ワイキキの地で、約100年にわたって世界中からの旅行者を迎えてきたロイヤル・ハワイアン・ホテル。多くの人の記憶に、特別なハワイの想い出を残し続けてきたことでしょう。
そして、ハワイ王朝時代から大切にされてきた、この特別な場所で、これからもきっとずっとそのホスピタリティが受け継がれていくんだろうなと。
そんな特別な場所に、日々ちょこっとおじゃまして、ロビーをお散歩したりカフェでお茶させてもらえる贅沢に大感謝です。もちろん、いつかちゃんと宿泊してラナイでワーケーションの夢も、実現させると決めました!がんばりますっ。
The Royal Hawaiian, a Luxury Collection Resort, Waikiki/ザ ロイヤルハワイアン ア ラグジュアリーコレクション リゾート ワイキキ