2021.09.13

アロハなホテル

古き良きハワイの歴史を今に伝える、憧れのピンクパレスよ

  • WRITER 松本 律子

  • INTERVIEWER 瀬川 慶

創業は1927年。まだ船旅が主流だった頃に思いを馳せて

 

「太平洋のピンクパレス」とも称される、ロイヤル・ハワイアン・ホテル(正式名称は、ロイヤルハワイアン,ラグジュアリーコレクションリゾート,ワイキキ)。


美しいロイヤルピンクの建物と、周囲の緑が見事にマッチする唯一無二の佇まい。ハワイを代表する「憧れホテル」のひとつですよね。


そもそも1927年、商船会社マトソンの客船「マロロ号」の旅客宿泊施設という位置づけで創業したというロイヤル・ハワイアン・ホテル。当時は飛行機ではなく船での旅行が主流だったため、長い船旅を終えたゲストを迎えるにはオーシャンビューではなく、緑あふれる「ガーデンビュー」が一番のおもてなしだったのだそう。


それで、ハワイの王族も集ったという高貴で神聖な場所、ココナッツグローブがホテルの中庭としてさらに美しく整えられたのですね。


ちなみに、創業当時はこの中庭側が「ホテルの正面玄関」だったそうです。その後、車で訪れるゲストが増える時代になって、車寄せがある現在のメインエントランスができたんですね。そんなひとつひとつにも、時代の移り変わりを感じます。

 


ほかにも、この歴史あるホテルにはいろいろな「時代を感じるスポット」があります。ちょっと探検を(笑)。

 

約100年前のポストも、今なお現役!


まずはこのホテル自体の建築様式がとてもクラシカル。約100年前に建ったホテルなので、天井も高くてゴージャスな雰囲気。当時、こんな大きなコンクリートの建造物を作ることは至難の技だったのですが、ホテルのオーナーが商船会社マトソンだったからこそ多くのコンクリートを運んでこられたのだそうです。


柱まわりはコアウッド。ホテルロビー床のテラコッタのタイルも、創業当時のものがそのまま残っています。エレベーター前の壁にある大きな地図も同じく。実はこれ、額に入っている絵ではなく、壁にそのまま貼り付けてある地図なんだそう。そこに額を上から貼っている形なんですね。すごい。

 

PRのアキコさんが教えてくださったのですが、この地図には「ハワイ諸島は、1555年にスペイン人によって発見されていたが、その事実は隠されていた」と書かれています。キャプテン・クックがハワイを初めて発見したとされる1778年より200年以上も前のこと…。本当のところは私などにはわかりませんが、歴史って奥深いですよね。


そして、エレベーターの前にあるクラシカルなポストも当時のままの貴重なもの。現在も、ちゃんとしたポストとして使用できるんですよ。最近は、ポストカードや手紙を送る機会は減りましたが、このポストからだったらハワイの絵葉書を送ってみたくなっちゃう。

 

ちなみにPRのアキコさんは「私は実際にこのポストを使いましたが、もちろんちゃんと届きましたよ」とのことです。お試しになってるのね(笑)。

 

ホテル内の「アーケード」は、創業当時の貴重な資料の宝庫

 


創業当時、このホテルは富裕層が楽しむための場所でした。それは、他の人に「見られる」というステイタスのための場所でもあったということ。だからこそ、ホテル内には立派なテイラーがあり、それぞれの婦人にドレスを作ってていたのだそう。ホテルでは日々華やかなパーティーが開催されていて、その会場で他の女性とドレスがかぶらないためにそれぞれが特注で自分だけのドレスを仕立てていたんですね。アメリカが一番豊かだった時代とも言えるかもしれません。


現在はそのテイラーは残っていませんが、ホテルの「アーケードレベル」には当時の様子を感じられる写真や客船内で使われていた調度品が飾られています。


何ヶ月も滞在する富豪たちが、大きなトランクをいくつも運び込ませていた時代。主治医を連れて長期滞在するようなゲストもいたそうです。


1927年2月1日、オープニングパーティの写真も発見。もうね、まさに映画のワンシーン。当時はメディアからの脚光も大きく浴びたそうで、有名人もたくさん訪れたのだそうですよ。


しばし、古き良きアメリカのゴージャスな光景に思いを馳せて。ああ、素敵だ。

 

ピンクの回廊や静かなカフェで、癒やされまくる


どこもかしこもフォトジェニックなロイヤル・ハワイアンですが、私が個人的に最も好きな場所がこちら。ブリーズウェイと名付けられた「回廊」です。フォトジェニクだし調度品もお洒落。ホテルを象徴するオトナピンクも美しく、常にいい風が入ってくるんですよね。


その日の天気によって、時間帯によって、ピンクの色合いも刻々と変化して、どの時間に来てもじっくり楽しめる場所。当時流行していたという、イスラム建築のエッセンスが取り入れられていて、荘厳な中にエスニックな独特の雰囲気を感じられるのも好きなんですよね。カーペットの模様とか。繊細で、美しすぎます。


ロビーから海側へと続く通路も、美しい。オフィシャルグッズを扱う「TRH インスパイアード」などのショップも並びます。その魅力的すぎるグッズの数々はこちらで紹介しております。

 

よろしければこちらで(笑)。>>オトナピンクの限定品に出会える、素敵が詰まったギフトショップ


そして。中庭を見ながらお茶を飲めるロイヤル・ハワイアン・ベーカリーも超がつくおすすめスポット。早朝は、ホテルゲストがおいしいデニッシュとコーヒーを求めてちょっと混み合うようですが、遅めの朝なら静かでゆったりできます。

 

 

毎週末、ここでお茶やコーヒーを飲みながらぼーっと1週間を振り返るのが私なりのルーティーンでした。でもパンデミックになり、このカフェもずいぶん長くクローズされてしまってそれが叶わない日々が続いたんですよね。気持ちをリセットできる場所がなくなったようで、正直とてもキツかった。2021年夏、約1年半ぶりにこのカフェが再オープンしたときは、本当に嬉しかったです。

 

ほんと、居心地最高。

 

もちろん、オーシャンビューの、海前レストラン・バー「マイタイ・バー」も、素敵です。日本から遊びに来た友人とは、ここに来ることが多いかな。ザッツ・ハワイ、ザッツ・ワイキキ。の素晴らしさを全身で満喫します。

 

魅力があふれまくるロイヤル・ハワイアン・ホテル。もちろん、ホテルのお部屋も見せていただきました。ずーっとため息がで続けるほど最高なお部屋の様子は、別の記事にてご紹介させていただいています。

 

●歴史と特別感を全身で感じる、ピンクパレスのお部屋探索

 

こーんな素敵なビューを独り占めできるお部屋も登場します。ご期待くださいっ!

 

The Royal Hawaiian, a Luxury Collection Resort, Waikiki/ザ ロイヤルハワイアン ア ラグジュアリーコレクション リゾート ワイキキ

URL
https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/hnllc-the-royal-hawaiian-a-luxury-collection-resort-waikiki/
住所
2259 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815
(ザ ロイヤルハワイアン ア ラグジュアリーコレクション リゾート ワイキキ内)
電話番号
(808) 923-7311

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