ナ・ホク・ハノハノ・アワード会場の様子

2022.07.29

ハワイアンミュージック

熱気とアロハよ届け!第45回ナ・ホク・ハノハノ・アワード2022レポート

  • WRITER 松本 律子

  • INTERVIEWER 瀬川 慶

ハワイのグラミー賞とも称される、ナ・ホク・ハノハノ・アワード。45回目となる今年は、2022年7月20日(水)、3年ぶりに有観客での開催となりました。


各アワード受賞者の速報はこちら>>


当日は、シェラトン・ワイキキの2階にあるボールルームに多くのアーティストや関係者、そして観客が集まっていました。いつものハワイ・コンベンション・センターとは会場が違いますが、この熱気や着飾った人々のザワザワ感は、まさに「ナ・ホク」。久しぶりの光景にウルウルしたのは私だけではないはずです。


エントランス前では観客を出迎える生演奏が。

 

そして今年は、同会場で「ポップアップ・マケケ」というハワイ産アイテムのマーケットも開催され、ハワイの地元愛をさらに感じる仕掛けになっていました。

アウトリガーリーフでカルチャーアドバイザーもされてるルアナさん(左)とアーティストのパリ(右)

ハイアット・リージェンシー・ワイキキのカルチャーアドバイザーもつとめる、ミュージシャンのクウイポ・クムカヒ

ミュージシャンのケネス・マクアカネ

最優秀新人賞を受賞したヴァレアの3人はイベント開始前から大人気!

ウクレレマスター、ジェイク・シマブクロは最優秀コンテンポラリーアコースティックアルバム賞を受賞

大人気ミュージシャンのマーク・ヤマナカも発見!!

NUEのメンバーであり、ウクレレ・ミュージシャンのブライアン・トレンティーノ

ミュージシャンのJ.Lynは、最優秀アルターナティブアルバム賞にノミネート

最優秀シングル賞など3冠に輝いた、ジョシュ・タトフィ


開場前の時間に、人気アーティストと間近で会うことができるのも、ナ・ホクのお楽しみ。皆さん、お目当てのアーティストと写真を撮ったりして楽しそうでした。


今回は3年ぶりに実際に集まってのイベントということで、アーティスト同士の交流も特別な感じ。直接顔を合わせ、握手やハグをして近況を語り合ったり、お互いに写真を撮りあったり。見ているだけで、なんだか温かい気持ちになる光景でした。

 


そして。アワードの授与式が始まります。


地元テレビのKFVE-Hawaii News Nowがハワイ州に向けて生放送していたり、世界中へのライブストリーミング配信もあったため、会場はとても美しくライティングされています。一瞬「あれ、ここどこだっけ?」と思ってしまう雰囲気。いくつもの円卓が並び、お洒落して集まった人々がお料理やドリンクを楽しみながらステージを見守ります。


ゴージャス&緊張感が漂う会場で、今年は、31部門のアワードと7部門の審査員カテゴリー賞が発表されました。

各アワード受賞者の速報はこちら>>

(Photo by Courtesy-of-HARA)

 

最優秀アルバム賞や最優秀グループ賞、最優秀ハワイアンミュージックアルバム賞など4冠に輝いたのは、過去にナ・ホク・ハノハノ・アワードを多数受賞している実力派3人(カヴィカ・カヒアポ、ショーン・ピメンタル、レフア・カリマ)によるグループ、クライヴィ/Kulāiwi。


会場には、カヴィカ・カヒアポ、レフア・カリマ、そしてフラダンサーのポノ・フェルナンデスが登場して受賞の喜びを分かち合っていました。


あたらめて、ハワイの伝統や文化の大切さを、音楽を通してシェアする素晴らしさを実感。私自身は、残念ながらハワイ語の知識に乏しいのですが、それでもこの場で感じるものは大きく、こういう機会を与えてくれるのが、やっぱりナ・ホク・ハノハノ・アワードなのだよなあと感激もひとしおでした。

(Photo by Courtesy-of-HARA)

 

注目の最優秀女性ボーカリスト賞は若手ナンバー1のポーラ・フンガが受賞しました。

(Photo by Melissa-Chang)

 

圧倒的な歌唱力と独特のオーラが魅力のポーラは、アルバム「Rain On Sunday」で最優秀コンテンポラリーアルバム賞も受賞の快挙。パープルのドレスを身にまとい、マイク・ラブとのコラボレーションパフォーマンスも披露してくれました。


最優秀男性ボーカリスト賞は、グラミー賞受賞者でもある実力派のカラニ・ペアが受賞。最優秀楽曲作曲家賞も受賞し、2冠に輝きました。

(Photo by Courtesy-of-HARA)

 

カラニは、パンデミックの影響でツアーも人前でのパフォーマンスも中止となってしまったことを振り返り、こうして多くの人の前で歌えるようになったことがとても嬉しい、とスピーチ。「音楽は癒しです」と何度も語りながら、涙を流していました。

 

その姿にもらい泣きする人も多く、会場全体がハワイのエンターテインメントの復活を実感するような、そんな雰囲気に包まれたのが印象的です。


ええ、私もうるうるしていましたとも。おかえりなさい、ナ・ホク!!


その他、最優秀新人賞は、オアフ島を拠点とするトリオバンドのヴァレア/Walea が受賞。ヴァレアのメンバーは、授賞式が始まる前から多くのファンやメディアに声をかけられていて、大きな注目を集めていた印象。3人ともがボーカルを担当できる個性的なバンドでもあり、新人賞の受賞も納得です。


ステージでも、フラグループとのコラボレーションで、会場を沸かせる素晴らしい演奏を披露していました。


最優秀器楽曲アルバム賞と最優秀器楽曲作曲家賞を受賞したのはジェフ・ピーターソン。

(Photo by Courtesy-of-HARA)


最優秀ミュージックビデオ賞はジョン・クルーズらが受賞。


優しい歌声が人気のジョシュ・タトフィは、最優秀シングル賞と最優秀ハワイアンシングル賞、さらに最優秀ハワイアンミュージックビデオ賞の3冠に輝きました。


授賞式前に撮らせてもらったこの写真、すごい迫力ですよね。さすがの存在感。


そして、ウクレレ・マスターとしてハワイはもちろん日本でも人気のジェイク・シマブクロは、ウィリー・ネルソンやケニー・ロギンスなど豪華なミュージシャンとの共演が話題のアルバム「Jake & Friends」で、最優秀コンテンポラリーアコースティックアルバム賞を受賞しました。


受賞後のインタビューには多くのメディアが集まってシャッターを切る姿が。その人気を、あらためて実感させられました。


そして、今年のお気に入りのエンタテイナー賞は、2021年デビューのハワイ発ボーイズバンド、クロッシングレイン/CROSSING RAINが受賞。

(Photo by Melissa-Chang)

 

若きロコボーイたちの初々しくも切れの良いパフォーマンスには、多くの観客が魅了されていました。


じつはメンバーの中には、ハワイアン・ミュージシャンのマーク・ヤマナカの息子さんも。貴重な親子2ショットもいただきました!


そのほかにも今回受賞された方、各賞にノミネートされた皆さん、本当におめでとうございます!!

 


ここまでご紹介したように、ナ・ホク・ハノハノ・アワードでは、アワードの授与の合間にいろいろなパフォーマンスが見られるのも特徴。

(Photo by Melissa-Chang)

 

ここでしか見られない演奏や、一夜限りのコラボレーションも多く、必見なのですが、今回私がものすごく感動したのが終盤に行われたクウイポ・クムカヒの歌でした。

 


会場を圧倒する歌声、存在自体がハワイを感じさせてくれるアンティのステージは、本当に素晴らしかった。また、一緒に登場したニーナ・ケアリイ・ワハマナ、メルヴィン・リードという大御所女性シンガーのステージときたら…。それはもう、圧巻の一言につきました。


パーティーの後、少しほかのアーティストさんとお話したのですが、「アンティの歌声はとんでもなく素晴らしかったね」とおっしゃる方が何人も。ミュージシャンの中でも、特別だと感じるパフォーマンスだったんだなと、それをこの夜に聴くことができた幸せを噛み締めながら実感しました。


もちろん、テレビやライブストリーミングでご覧になった皆さんとも、この幸せを共有したい。本当に素敵でしたよね。


ハワイを代表する音楽の祭典であるナ・ホク・ハノハノ・アワードは、新しさと伝統と温かさが融合する、特別なイベントなんだなとあらためて感じました。3年ぶりのインパーソンでの開催で、アーティスト同士が称え合う姿も、応援してくれる人たちへ感謝を伝える姿も、一層心にしみる感じがしました。


みんなの中に、「こういうイベントが行えることは当たり前じゃない」という気づきと感謝があふれて、最後のハワイアロハは一段と感慨深いものになったような気がします。


期間限定のようですが、ナ・ホク・ハノハノ・アワード2022の様子は下記から見ることができます。ぜひ、この素敵な時間を共有しましょう!!

https://www.hawaiinewsnow.com/nahoku/

 

Na Hoku Hanohano Awards/ナ・ホク・ハノハノ・アワード

URL
https://harahawaii.com/hoku-awards/

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