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2022年7月20日(水)、シェラトン・ワイキキのボールルームにて、ハワイのグラミー賞とも称されるナ・ホク・ハノハノ・アワードが開催されました!
3年ぶりに有観客でのイベントとなった会場には、数多くのアーティストや観客が着飾って集まり、華やかでにぎやかな雰囲気に。エントランス前ではハワイアンミュージックのライブ演奏もありました。
パンデミックの間、なかなか会うことが難しかったアーティスト同士が、美しいレイを掛け合ったり、久しぶりに笑顔で語り合ったりする様子もなんとも感動的。あちこちで写真を撮りあう姿も微笑ましかったです。
第45回ナ・ホク・ハノハノ・アワードの模様は、地元ハワイのテレビ局 KFVE-Hawaii News Nowがハワイ州に向けて生放送。また、ライブストリーミングでも全世界に向けて配信をし、日本でも多くの人が授賞式を視聴されたことと思います。授賞式の中では、ハワイを代表する様々なジャンルのアーティストがコラボレーションパフォーマンスを繰り広げ、会場は大きく盛り上がりました。
今年は、31部門のアワードと7部門の審査員カテゴリー賞を発表。ハワイ音楽界における優秀アーティストや、音楽に携わる人々に、各賞が授与されました。
最優秀アルバム賞をはじめとする4賞を受賞して存在感を放ったのは、過去にナ・ホク・ハノハノ・アワードを多数受賞している実力派3人(カヴィカ・カヒアポ、ショーン・ピメンタル、レフア・カリマ)によるグループ、クライヴィ/Kulāiwi。
そして、最優秀女性ボーカリスト賞は若手ナンバー1のポーラ・フンガが、最優秀男性ボーカリスト賞はグラミー賞受賞者でもあるカラニ・ペアが受賞しました。
カラニは、壇上での受賞スピーチで「コロナの影響でツアーができなくなり、人の前で歌うこともできなくなってしまいましたが、今ここでこうやって大勢のみなさんの前で歌えることを本当に嬉しく思います」と涙ながらに語っていました。
「音楽は癒しです」と何度も語るとても感動的なスピーチに、会場でも涙ぐむ人の姿が見受けられました。
最優秀新人賞は、オアフ島を拠点とするトリオバンドのヴァレア/Walea が受賞。ヴァレアのメンバーは、全員がボーカルを担当できるという存在感のあるグループで、授賞式が始まる前から多くのファンやメディアに声をかけられ、注目を集めていたのが印象的です。
甘い歌声が魅力のジョシュ・タトフィも、最優秀シングル賞と最優秀ハワイアンシングル賞、そして最優秀ハワイアンミュージックビデオ賞の3冠に輝きました。
ウクレレ・マスターとしてハワイはもちろん日本でも人気のジェイク・シマブクロは、制作に約4年を費やしたアルバム「Jake & Friends」で、最優秀コンテンポラリーアコースティックアルバム賞を受賞しました。
さらに、ファンによるオンライン人気投票で決まる、お気に入りのエンタテイナー賞には、2021年にデビューしたハワイ発のボーイズバンド、クロッシングレイン/CROSSING RAIN。
最優秀インターナショナルアルバム審査員特別賞は、2021年に引き続き日本から参加のカウラナに授与されました。
パーティーの最後は、参加アーティストがステージに集まって「ハワイ・アロハ」を合唱。ハワイらしい、アロハあふれる素敵な時間が流れました。
各賞を受賞された皆さん、ノミネートされた皆さん、本当におめでとうございます!
当日の様子は、後日あらためてレポートさせていただきますのでお楽しみに。
Album of the Year – Producer’s & Artist’s Award (最優秀アルバム賞)
「Native Lands」, Kulāiwi/クライヴィ (アーティスト)
Kawika Kahiapo, Shawn Pimental, Lehua Kalima/カヴィカ・カヒアポ, ショーン・ピメンタル, レフア・カリマ (プロデューサー)
EP (Extended Play) of the Year(最優秀EP賞)
「Christmas In Hawaiʻi」, Kimie Miner/キミエ・マイナー
Hawaiian EP (Extended Play) of the Year(最優秀ハワイアンEP賞)
「ʻAwaloha」, Kapiliela Kala/カピリエラ・カラ
Single of the Year(最優秀シングル賞)
「Perfect To Me」, Josh Tatofi/ジョシュ・タトフィ
Hawaiian Single of the Year(最優秀ハワイアンシングル賞)
「Wena」, Josh Tatofi/ジョシュ・タトフィ
Christmas Single of the Year(最優秀クリスマスシングル賞)
「A Hawaiian Christmas」, Stacie Kuʻulei/ステイシー・クウレイ
Music Video of the Year(最優秀ミュージックビデオ賞)
「It’s Time To Build A Bridge」, John Cruz/ジョン・クルーズ, Julia Levanne & Ryan Antalan/ジュリア・レヴァン&ライアン・アンタラン(ビデオ監督), John Cruz/ジョン・クルーズ(音楽プロデューサー)
Hawaiian Music Video of the Year(最優秀ハワイアンミュージックビデオ賞)
「Wena」, Josh Tatofi/ジョシュ・タトフィ, Antonio Agosto/アントニオ・アゴスト(ビデオ監督), Josh Tatofi/ジョッシュ・タトフィ(音楽プロデューサー)
Instrumental Composition of the Year(最優秀器楽曲作曲家賞)
「Helemaʻumaʻu」, Jeff Peterson/ジェフ・ピーターソン
Song of the Year(最優秀楽曲作曲家賞)
「Kau Ka Peʻa」, Kalani Peʻa/カラニ・ペア
Kalani Peʻa, Larry Kauanoe Kimura & Wailau Ryder/カラニ・ペア, ラリー・カウアノエ・キムラ, ワイラウ・ライダー(作曲者)
Female Vocalist of the Year(最優秀女性ボーカリスト賞)
Paula Fuga/ポーラ・フンガ, 「Rain On Sunday」
Male Vocalist of the Year(最優秀男性ボーカリスト賞)
Kalani Peʻa/カラニ・ペア, 「Kau Ka Peʻa」
Group of the Year(最優秀グループ賞)
Kulāiwi/クライヴィ, 「Native Lands」
Most Promising Artist of the Year(最優秀新人賞)
Walea/ヴァレア, 「Lei Pāpahi」
Alternative Album of the Year(最優秀アルターナティブアルバム賞)
「Chroma (Vol. 2)」, Sean Cleland/ショーン・クレランド
Anthology of the Year(最優秀名曲集プロデューサー賞)
「Henryʻs Postivie World」, Henry Kapono Kaaihue & lezlee Kaaihue/ヘンリー・カポノ・カアイフエ&レズリー・カアイフエ(プロデューサー)
Compilation Album of the Year(最優秀コンピレーションアルバム・プロデューサー賞)
「Awaiāulu ʻIa E Ke Aloha No Molokaʻi」, Keola Donaghy, Leihuanani Kealiʻinohomoku, Les Ceballos & Zanuck Lindsey(Producers)/ケオラ・ドナフィー, レイフアナニ・ケアリイノホモク, レス・セバヨス, ザヌック・リンジー(プロデューサー)
Contemporary Album of the Year(最優秀コンテンポラリーアルバム賞)
「Rain On Sunday」, Paula Fuga/ポーラ・フンガ
Contemporary Acoustic Album of the Year(最優秀コンテンポラリーアコースティックアルバム賞)
「Jake & Friends」, Jake Shimabukuro/ジェイク・シマブクロ
Hawaiian Music Album of the Year(最優秀ハワイアンミュージックアルバム賞)
「Native Lands」, Kulāiwi/クライヴィ
Hip Hop Album of the Year(最優秀ヒップホップアルバム賞)
「The West Above All」, Punahele/プナヘレ
Instrumental Album of the Year(最優秀器楽曲アルバム賞)
「Mele Nahenahe, Soothing Sounds Of Hawaiian Slack Key Guiter」, Jeff Peterson/ジェフ・ピーターソン
Island Music Album of the Year(最優秀アイランドミュージックアルバム賞)
「Home」, Nāpua Greig/ナプア・グレイグ
Jazz Album of the Year(最優秀ジャズアルバム賞)
「Aloha Jazz Lounge」, Kaikona/カイコナ
Metal Album of the Year(最優秀メタルアルバム賞)
「Stardust & Blood」, Storm/ストーム
R&B Album of the Year(最優秀R&Bアルバム賞)
「Mrs. Golden」, A Touch of Gold/ア・タッチ・オブ・ゴールド
Reggae Album of the Year(最優秀レゲエアルバム賞)
「Back On The Porch」, Hoʻaikāne/ホアイカネ
Religious Album of the Year(最優秀宗教音楽アルバム賞)
「Soul Crucial」, Sons Of Yeshua/サン・オブ・イェシュア
Rock Album of the Year(最優秀ロックアルバム賞)
「A Duran Duran Tribute」, Tin Idols/ティン・アイドルズ
ʻUkulele Album of the Year(最優秀ウクレレアルバム賞)
「Beyond Words」, Abe Lagrimas Jr./エイブ・ラグリマス・ジュニア
Top Ten Favorite Entertainer of the Year(お気に入りのエンタテイナー賞)
CROSSING RAIN/クロッシングレイン
【審査員カテゴリー】
General Engineering of the Year(最優秀一般エンジニアリング賞)
Imua Garza/イムア・ガルザ, 「Chroma (vol. 2)」 Sean Cleland
Hawaiian Engineering of the Year(最優秀ハワイアン・エンジニアリング賞)
Michael Grande & Shawn Pimental/マイケル・グランデ&ショーン・ピメンタル, 「Native Lands」 KuLāiwi
Graphics of the Year(最優秀グラフィック賞)
Kanaiʻa Nakamura, Kanaeokana/カナイア・ナカムラ, カナエオカナ, 「Mele Hoʻopulapula Vol. 1」 Various Artists
Haku Mele of the Year(最優秀ハクメレ作曲家賞)
Koʻolau Waltz/コオラウ・ワルツ, 「Lei Pāpahi」Walea
Hawaiian Language Performance of the Year(ハワイ語パフォーマンス賞)
「Keāiwaokulamanu」, The Tauhine Trope/ザ・トゥアヒネ・トゥループ
International Album of the year - Special Recognition Award(最優秀インターナショナルアルバム審査員特別賞)
Kaulana/カウラナ, 「Nā Pualani」
Liner Notes of the Year(最優秀ライナーノート賞)
Kū Koanui-Souza & Desi Nuʻuhiwa Koanui-Souza/ク・コアヌイ-ソウザ&デシ・ヌウヒヴァ・コアヌイ-ソウザ, 「Lei Pāpahi」 Walea
第45回ナ・ホク・ハノハノ・アワード再放送:
7月23日(土) 午後6時~午後9時 ハワイのテレビ局KGMBにて
7月24日(日) 午後2時~午後5時 ハワイのテレビ局KHNLにて
第45回ナ・ホク・ハノハノ・アワードの模様は、期間限定でhttps://www.hawaiinewsnow.com/nahoku/にてご覧いただける予定です。