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日本では、7月18日は海の日でしたね~。
今回のつなぐハワイニュースでは、海の日にちなんで、最近オアフ島のカイマナビーチで生まれたハワイアンモンクシールのことをお伝えします。
ハワイアンモンクシール(あざらし)は、絶滅危惧種に指定されているのはご存知ですか?
とっても貴重なんですよ。アメリカ海洋大気局(NOAA)によると、世界中で約1500頭しかいないのです。オアフ島にはそのうち70頭のみ!ちなみに、絶滅危惧種の指定から脱却するには、今の1500頭から2倍以上の頭数が必要だそう。
ハワイアンモンクシールが誕生
ハワイ時間の2022年7月9日(土)朝5時半ハワイアンモンクシールのロッキー(22歳)が、オアフ島のカイマナビーチで、ロッキーの14番目の赤ちゃんを出産しました~。
ロッキーは、これまでカウアイ島で12頭、そして同じここカイマナビーチで2017年6月にも出産しているというベテランママ。その時に生まれた赤ちゃんは、「カイマナ」という名前がつけられています。
ハワイ・マリン・アニマル・レスポンスによると、ハワイアンモンクシールは、約70%の確率で出産を行ったビーチに戻って出産をする傾向があるそうです。
そして今回生まれたハワイアンモンクシールは、男の子!!
現在はまだ名前がつけられていませんが、PO8という愛称です。
これはどんな番号?って思いますよね?
ついに名前が発表されました~
ハワイ時間8月10日、ハワイ・マリン・アニマル・レスポンスとワイキキ小学校の児童(4年生)が、PO8の名前をつけたことを発表しました。名前は、コアラニ(Koalani)ちゃんです。この名前は、天国の勇士を意味し、コアラニちゃんが、自立していて、好奇心に溢れているということからつけられたそうです。
世界で絶滅の危機に瀕しているという、ハワイアンモンクシールの出産というのは、とってもうれしいニュースです。これには、ハワイ・マリン・アニマル・レスポンスをはじめとした様々な機関、ローカルの皆さまによる保護活動の甲斐かと思います。ハワイアンモンクシールの保護のための寄付をされたいという方は、ハワイ・マリン・アニマル・レスポンスで寄付を募っています。
今後親子のハワイアンモンクシールは、5-7週間カイマナビーチ周辺で子育てをするそうです。
ハワイアンモンクシールに通常ビーチで出会った時には、最低15メートル以上の距離をおくことが決まっていますが、
アメリカ海洋大気局(NOAA)によると、ロッキーと赤ちゃん親子は、少なくとも150フィート(約46メートル)離れることを推奨しています。ここカイマナビーチには柵がされ近くには近づけないようになっています。
*なお、本写真は、適切な距離から望遠レンズにて撮影されたものです。
今回のつなぐハワイニュースでした~。次回もお楽しみに!