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4~5年前から、ワイキキのホテルの様子が少し変わってきたと感じています。いわゆる王道のリゾートホテルが主流だったワイキキに、お洒落で個性的ないわゆるブティックホテルが登場してきたんですよね。
ミッドセンチュリーモダンなハワイを存分に味わう
今回ご紹介するザ・レイロウ・オートグラフコレクションは、まさにそのひとつ。約5年前に突如その姿を現した時から、独特のこだわりとフォトジェニックさに世の中がざわついたのを覚えています。16階建て、客室数は全部で251室とこじんまりしていますが、だからこそこだわりが随所に…。今回は、あらためてその魅力をご紹介します!
ワイキキのクヒオ通りから、エスカレーターを上がっていくと…
オープンエアのロビーフロアが広がります。緑をふんだんに取り入れた中に、厳選されたヴィンテージの家具がセンスよく置かれ、チェックイン前の時点で癒やしを感じるおもてなし。つい座ってみたくなるハンギングチェアも、かわいいですよね。
フロント奥の棚には、レトロなハワイを感じるフラドール・ビンテージコレクションがずらり!ひとつひとつ、表情やスタイルが違って見ていて飽きない魅力があります。じつはこれらのフラドール、1960年代に日本で作られたものなんですって。
ハワイと日本の半世紀以上前の絆を感じられる。んもー、なんて素敵な!
エレベーターホールの壁には、館内マップが。もう、いちいち、お洒落すぎる。あまりにお洒落でちょっとわかりにくいのが難点ではありますが(苦笑)、そんなことはいいのです。
お手洗いの壁紙すら、こんなにかわいい。宝探しみたいに、あちこちあるきまわりたくなります(笑)。
そして、ハワイ語のアルファベット12文字をかたどったアートなどもさりげなく飾られています。つい写真を撮りたくなりますよね。
ホテル総支配人のロバートさんはこんな方
取材時には、ホテルのゼネラルマネージャー(総支配人)、ロバート・フリーデル氏にもお会いすることができました。
「ザ・レイロウは、オアフ島では初の“オートグラフコレクション”のホテルとして2017年にワイキキにオープンしました。1950年~60年代のミッドセンチュリーモダンなデザインと、現代ハワイの魅力を融合した個性豊かな雰囲気の中、どうぞ特別なハワイ滞在をお楽しみください。日本の皆様のお越しを心からお待ちしています」と笑顔のメッセージ。
このロバートさん、本当に素敵なんです。貫禄あるのに気さくでジェントルマン。さすが、人気ホテルの総支配人。お会いできて光栄でした。
そしてこちらは取材時にご案内いただいたセールスマネージャーのユカさん。日本語もペラペラのスーパーバイリンガルな才女!とっても頼りになる方です。お世話になり、ありがとうございました!!
ではでは、早速お部屋を見てみましょう!
他にはない“ハワイらしさ”を体感できるお部屋
ご案内いただいたのは、デラックスルーム。このホテル、ワイキキではめずらしく全室キングサイズベッド完備。広いベッドでゆったり…いいですよねえ。お部屋によって、ベッド1つのタイプと2つのタイプがあるそうです。
なんといっても印象的なのが壁のデザイン。ホテルのシグネチャーであるモンサラットリーフがなんともお洒落。この壁の前なら、何をどう撮ってもフォトジェニックな写真になりそう…。
お部屋の家具は、チーク材を用いたシックなもの。落ち着いたミッドセンチュリーな雰囲気です。ビショップ・ミュージアム公認という、1950年代の懐かしいハワイの写真が飾られていたり、すべてのお部屋に実際に演奏できるウクレレが置かれていたり、ちょっとレトロで居心地がいいお部屋。
ですが、じつはコンセントやUSBポートなどがあちこちに配置され、機能性も抜群というバランスがさすがなんですよね。
さらに。おもてなしの気持ちが詰まったエコモマイ(ウエルカム)バスケットが到着日にすべてのお部屋に用意されているのが嬉しい。ホテルのゼネラルマネージャーであるロバートさんからのメッセージとともに、モンステラデザインのビーチサンダル、ウォーターボトル、絵葉書、さらにハワイ産のチョコレートなどが置かれてるんです。
ビーチサンダルは、もしサイズが合わなければ交換してくれるというのも嬉しいサービスですよね。
このかわいいウォーターボトルは、ホテル内のウォーターサーバーを使うことでプラスチックボトルを減らすエコ・フレンドリーな取り組み。それにしても、なんというかわいらしさ…。意味なく持ち歩きたくなりますね。
ちなみに、ザ・レイロウのウォーターサーバーは、冷水、お湯、それに炭酸水が選べるお洒落なサーバーなんです。炭酸好きな私としては、これすごく嬉しくって、何度も立ち寄ってしまいます(笑)。
広めのバスルームにはぐるりとライトに囲まれた大きな鏡、かわいらしいアメニティなど、心躍る配慮がたまりません。
バスタブはないのですが、ウッディな壁のシャワールームには固定式のシャワーと可動式のハンドシャワーがあって便利!スタイリッシュです。
ふわっふわのバスローブも、全室に備え付けられています。ベビーピンクのロゴも、抜かり無いですよね。
ラナイからの眺めもいい感じ。オーシャンフロントホテルではありませんが、お部屋によってはワイキキの海が見えます。ワイキキはシティビューやマウンテンビューも美しいので、刻々と変わる景色を楽しんで。
隠れ家“ヌック”が嬉しい広いスイートルーム
今回は、コーナースイートというスイートルームも見せてもらいました。これが、めっちゃ良かったのでご紹介させてください。
キングサイズベッドがどどーんとあるのはもちろんなのですが…
ゆったりできるクイーンサイズのデイベッドがあったり、隠れ家みたいな「ヌック」と呼ばれる小さな空間に丸テーブルと椅子が置かれていたり。家具もいちいちお洒落なんですよ。
単に広くて華美なスイートではなく、過ごす人がちょうどよくリラックスできるような、そんなお部屋だなあと。角部屋なのでラナイが2つあるのも魅力的です。
ゆったりくつろげるプールエリア
ゲスト専用のプールは、ソルトウォーター(海水)で落ち着いた雰囲気。プールサイドには、二人掛けのラウンジチェアやロマンチックなカバナがあります。
個人的に好きなのは、ちょっとだけ水に浸りながら座れるデッキチェア。ずっとここにいたい…。毎日13:00~14:00には、このプールサイドでシェイブアイスを無料で提供してくれるサービスもあるそうです。素敵ですね。
ここにはギフトショップもあって、ホテルのロゴグッズやメイドインハワイのアイテムを扱っているので、ぜひチェックしてみていただきたい!お土産探しにもいいですよ。
オトナの楽しみいっぱい!レストラン「HIDEOUT」
最後に、ホテルのレストラン「ハイドアウト」をご紹介しましょう。
現在、朝食とディナーの営業をしているハイドアウト。ロビーフロアに広がるオープンエアのレストランスペースで、洗練された雰囲気にワクワクさせられます。この豊かな緑が心地いい!素敵なガーデンに足を踏み入れたみたいですよね。
HIDEOUTの名の通り、大人の隠れ家的なスペースとしても人気で、バーカウンターも充実。さらに奥へと進むと、落ち着いたテーブル咳もあります。
毎日17:00~18:00はお得なハッピーアワーもあってカジュアルに楽しめるのも嬉しい。ディナータイムには、ライブミュージックも演奏されます。白砂を敷き詰めたファイヤーピットもあり、ハワイらしさとモダンな雰囲気が融合した特別なリゾート感を堪能できますよ。
こちらは朝食で楽しめる、アボカドトースト、ロコモコ、そしてそば粉を使ったパンケーキ!明るいテラス席で、こーんな朝ごはんを食べたら、それだけで素敵な1日をスタートできそうですよね。
早朝6:00からオープンしている、ハイドアウト・コーヒーも人気!ここのラテ、美味しいんですよ。
とにかく、どこもかしこもフォトジェニックなザ・レイロウ。華美ではないけれどとっても上質で、ハワイの歴史や文化へのリスペクトを随所に感じさせてくれる心地よいホテルです。
何度もハワイを訪れているリピーターさんからも、絶大な人気を誇るワイキキのオアシス。次回のハワイ旅行では、ぜひその魅力を体感してみてくださいね。
THE LAYLOW, AUTOGRAPH COLLECTION/ザ レイロウ オートグラフ コレクション