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ハワイのビーチクリーンなどを中心に、様々な活動をしているNPOサスティナブル・コーストラインズ・ハワイによる、クリーンアップイベント「The Kaimukī Cleanup Festival 」が、6月18日(土)にカイムキで開催されました。
世界的に、海洋環境保全推進月間とされる6月に合わせて、去年に引き続き行われたこのイベント。なんと、500名以上ものボランティアがサインアップしたそうです。たしかに当日の朝は、大きなゴミ袋を持ってカイムキの街を清掃する人々の姿があちこちで見られました。
イベント会場となった地元の小学校では、サンゴの生態やプラスチックごみについて学べるブースや、地元のサスティナブルなショップのテントなどが数多く出ていて、にぎやか!
食べ物のブースでは、使い捨てではない容器を使っていて、最終的に分別回収して再利用する…という試みも。素敵!
会場では、サスティナブル・コーストラインズ・ハワイの国際講師を務めるヒデキさんも発見。「カイムキのクリーンアップフェスティバルは、昨年に続き2回目の開催となります。多くのボランティアが参加してくれて本当に嬉しいです。みんなで協力しながら、周辺のゴミ拾いをするんですが、大人も子どもも、自分たちが動くことであらためて気づくことがたくさんあると思います。住んでいるこの街、この島を、自分たちで守っていくのは大切なことですからね」と語ってくれました。
実際に、ハワイのビーチクリーン活動をするのはもちろん、ハワイの幼稚園、小学校などを中心にまわり、環境を守ることの大切さを伝えているヒデキさん。「いつも言っているのですが、“ビーチクリーンは自宅から始まる”んです。ごみやプラスチックを見つけて拾うのも大切ですが、まずそれらを減らすための対策が大事。こういうイベントに参加して、そんなことも体感してもらえたら嬉しいですね」。
ご自身も、いろんなきっかけから周りの人たちに助けられて、影響を受けて、今の活動ができているから、その経験を皆さんにもシェアしたいんです…と語るヒデキさん。忙しそうに、でも笑顔いっぱいに会場内を行き来している姿、とっても素敵でしt。
◆サスティナブル・コーストラインズ・ハワイについての詳細はこちら
https://www.tsunaguhawaii.com/article/150
会場には小さなお子さんもたくさん集まっていて、遊びながらゴミの分別やリサイクルについて自然と学んでいる感じが素敵でした。
また、ステージではMana Maoliの若者やジョン・クルーズの演奏も。芝生に座って、ゆったりライブ演奏を楽しめるなんて、なんて贅沢な土曜日!
なにかに強制されるわけでなく、心地よい雰囲気の中で地域の環境保護についてみんなで動き、考えるイベント。こういうの、ハワイらしくていいですよね。
この日はお天気もよくてとても暑かったのですが、皆さんの協力でゴミもたくさん拾われました!なんと、この日だけで約4500パウンド(約2トン!)ものゴミや瓦礫などが集まったそう。すごい量ですよね。また、カイムキやパロロ周辺の小川などに150本の在来種プラントも植えられました。参加された皆さん、本当にお疲れさまでした!
こういったイベントや、ビーチクリーン活動は、オンラインによるサインアップで誰でも参加できます。もちろん、旅行者も大歓迎とのことですので、ぜひスケジュールを確認してみてはいかがでしょうか。
まずは自分たちができることから。大好きなハワイに、そして地球全体に、恩返ししていけたらいいですね。
Sustainable Coastlines Hawaii / サステイナブル・コーストラインズ・ハワイ