タオルミーナの本格イタリアン

2022.03.25

レストラン&カフェ

ストイックすぎる三村シェフが創る本当のイタリアンをタオルミーナで

  • WRITER 松本 律子

  • INTERVIEWER 瀬川 慶

ワイキキで本格的なイタリアの味を楽しめる上質レストランとして、旅行者からもローカルからも人気のタオルミーナ シチリアン キュイジーヌ(Taormina Sicilian Cuisine)

 

お洒落でシックな雰囲気の1階フロア、開放的なテラス席、そして隠れ家のような2階のテーブル席があり、気分に合わせて楽しむことができます。


パンデミックの間は、とくにオープンエアのテラス席が人気で、本当にいつも多くの人が訪れていた印象です。ワイキキの中心、ワイキキ・ビーチーウォークに位置しながら、ちょっと周りの喧騒から外れた雰囲気。ロマンチックなディナーにも最高です。


そして。このレストランの魅力は、なんといっても本場イタリアの味をハワイで食べられるということ。エグゼクティブシェフの三村さんのこだわりは、もう、それはそれは半端ないもので。お話を聞けば聞くほど、タオルミーナのファンになってしまうのですよ。

エグゼクティブシェフの三村さんにインタビュー!


2007年にグランドオープンしたタオルミーナは、立ち上げから三村シェフがそのメニューを手掛けてきました。東京のイタリアンレストランで働いた後、単身イタリア・フィレンツェへ飛び、本場の料理を学んだ三村さん。


「テクニックはもちろん、実際にイタリアで生活して本物に触れることが大切だと思ったんです。地元に長く受け継がれてきた料理は、100年後も決してぶれない。自分の中で“これがイタリアンの味だ”と感じ、言葉にできるようになったのが大きかったですね」と笑います。


イタリアでは、自分が食べてみて美味しいと思ったレストランに直談判して一流シェフのもとで働いたり、地元のシェフが参加するフードコンテストのメインディッシュ部門で優勝したりと、多くを吸収し、どんどん実力を付け実績を残してきました。


その後ニューヨークでも経験を積み、タオルミーナのオープンに合わせてハワイへ。当初、本場の味を再現するために妥協を許さないシェフの姿勢は、文化も背景も違うローカルのスタッフたちと、ときに衝突したりすれ違うこともあったのだそう。でも、とにかく強いこだわりを曲げることなく、美味しさを追求し続けた三村さんの熱意が徐々に伝わり、ロコのシェフと味をあわせていけるようになった。こうして、タオルミーナのゆるぎないクオリティが確立していったのです。

レストランへ行くのはそのシェフの人生を食べに行くこと


「僕は、レストランへ行くって、そのお店のシェフの人生を食べに来ているようなものだと思うんです。だから、僕が好きだと思うもの、美味しいと思うメニューを提供することに妥協はできない。調理方法はもちろん、素材選びやお皿のセレクト、そして盛り付けも細部までこだわりますね」と三村シェフ。

‘A taste of Italy’ サンダニエーレ産生ハム ナポリのセミドライトマトとブッラータチーズ

 


厳選されたメニューには、それぞれ特別な思いが込められています。


たとえば、イタリア修行中に食べたLuca Pecoriniというシェフのラムチョップの美味しさに驚き、そのシェフの下で働いた経験がある三村さん。その味はご自身の中で再現され、生き続けている。なんと、現在タオルミーナでも「Lamb Chop ‘Luca Pecorini’」というメニューとして食べられるんです。

 

また、そのシェフとは現在でも交流があるというからすごくないですか?

 


また、一番人気のメニューでもあるミートソースのパスタ(↑)は「世界中、どこへいっても食べられない独特の味わい」なのだそう。以前、アメリカ・シカゴで食べたミートソースがあまりに美味しくて、そのレシピからバルサミコ酢を入れることを思いついた。そこから三村流のアレンジを加えて味わい深いミートソースを完成させました。


タオルミーナのメニューの中で、オープン当時から変わっていない唯一の品が、「カポナータ」というシチリアの首都パレルモの料理。


「ラタトゥイユみたいな料理でナスが入っているんですが、これ、自分がパレルモで食べた時にめちゃくちゃ美味しかったんですよね。それで、ぜひ再現したいと試作を重ねたもの。とても思い入れがあるメニューです。美味しいものって、一度食べた味を思い浮かべて、そこに向けて近づけていくものなんだと思っていて。だから、シェフは美味しいものをちゃんと食べていることがすごく大切。子供の頃の食体験も、今に生かされていると感じます」。


とにかく、食べることに関してストイックなんですよね…。かっこいい!

人気メニューとその魅力を語る!

「一番最近の新メニューはビーフカルパッチョですね。肉の厚さが大切で。小さくしすぎない。大きすぎない。フォークでしっかりとれて食べられるくらいのもの。自分が食べてみていけると思うものしか世には出さないようにしています」。

●Pomodoro 完熟トマト100%のスパゲッティバジルと共に


「こだわりはトマトのパスタかな。缶ではなくて、生のトマトを使っています。ハワイ島のカムエラのトマト。カットしたときにジュースが湧き出てくるんです。他のトマトもさんざん試したけれど何かが違いました。これを食べればなぜトマトにはバジルが必要か、砂糖じゃなくて塩が甘みを引き出すかがわかる一品です。“トマトのパスタ”だから、ベーコンやエビは入れません。自分が最初に感動した料理だから、絶対譲れないんです」。

 

あれこれ試して「最適」をとことん追求する姿。素敵です。ハワイ産の野菜やフルーツは、やっぱり最高なんですって。そういえば夏の時期だけ登場する、「ハワイのマンゴーを使った特別メニュー」も素晴らしいんですよね…。


さらに、人気の明太子パスタについては

●Mentaiko Pasta (JAPANESE PASTA SELECTION) マヨネーズやクリームを使わない明太子パスタ

 

「正直、タオルミーナで明太子ってどうかと思ったんですが(笑)。でも新しい挑戦をしたくて、挑戦してみました。マヨネーズやクリームは一切使わず、明太子とバターだけでしつこくない明太子パスタを生み出しました」と語ってくれた三村シェフ。


パスタに合うお皿探しもたいへんだったそうで、和風ではなく明太子に合うもので、デザイン、色、丈夫さ、などを考えて厳選しまくったとのこと。器にまでとことんこだわり、絶対「いい」と思うものを提供する想い。自分が納得いくものじゃなければ提供しないという誇り。


そう。だって「レストランへ行くのは、そのお店のシェフの人生を食べに行くこと」なのですから。


ワイキキの本格イタリアンレストラン、タオルミーナ シチリアン キュイジーヌ。三村シェフの人生(こだわり)を感じ、心ゆくまで堪能してみませんか。

 

Taormina Sicilian Cuisine/タオルミーナ・シシリアン・クイジーヌ

URL
https://taorminarestaurant.com/jp/
住所
227 Lewers St, Honolulu, HI 96815
電話番号
(808) 926-5050
営業時間
11:00〜14:00(ランチ)、17:00〜20:00(ディナー)※金・土曜は21:00まで
休日
無休

 

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